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月別アーカイブ: 2026年10月

坂本輪業のよもやま話~ チームで働くうえで大切な“引き継ぎ”~

皆さんこんにちは!
坂本輪業、更新担当の中西です。

チームで働くうえで大切な“引き継ぎ” 自動車整備の品質を支える情報共有

自動車整備というと、一人の整備士が一台の車を最初から最後まで担当するイメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし実際の整備工場では、受付担当者がお客様から車の状態を聞き、その情報を整備士へ伝えたり、複数の整備士が一台の車に関わったりすることがあります。
車検や定期点検、修理などでは、それぞれのスタッフが役割を持ちながら仕事を進めています。
だからこそ重要になるのが「引き継ぎ」です。
引き継ぎがきちんと行われているかどうかは、作業の効率だけでなく、整備品質や安全性にも関わります。✅

お客様の言葉は大切な情報

整備を行う前には、お客様から車の状態について話を聞きます。
「最近、エンジンをかけたときに音がする」
「走行中に少し振動を感じる」
「ブレーキを踏んだときに違和感がある」
こうしたお客様の言葉は、不具合を探すための重要な手掛かりになります。
例えば、
「音がする」
という情報だけではなく、
「エンジンをかけた直後だけ音がする」
「高速道路を走っているときに音がする」
「ハンドルを切ったときに音がする」
など、状況まで分かれば原因を絞り込みやすくなります。
受付担当者が聞いた情報を整備士へ正確に引き継ぐことが、スムーズな診断につながります。⭐

作業の途中経過もしっかり伝える

整備内容によっては、作業途中で担当する整備士が変わる場合があります。
その際、
「どこまで作業したのか」
「どの部分を確認したのか」
「どの部品を交換したのか」
「まだ確認できていない箇所はどこか」
を明確にしておくことが重要です。
引き継ぎが曖昧だと、同じ作業をもう一度確認して時間がかかったり、反対に確認すべき場所が抜けたりする可能性があります。
特に自動車整備では、安全に関わる作業も多くあります。
「たぶん前の担当者が確認しているだろう」
という思い込みは危険です。⚠
作業途中の車ほど、現在どのような状態なのかを明確に伝える必要があります。
気づいたことは小さなことでも共有する
整備をしていると、お客様から依頼された部分とは別の場所で気になる点を見つけることがあります。
例えば、
「タイヤの摩耗が少し進んでいる」
「バッテリーが弱くなっている」
「オイルが少しにじんでいる」
などです。
その時点ですぐに交換する必要がない場合でも、こうした情報を共有しておくことは大切です。
「今回は問題ありませんが、次回点検時に確認した方がいい」
と記録しておけば、次に車が入庫した際の確認につながります。✅
気づいた整備士だけが覚えている状態にするのではなく、工場全体で情報を持つことが重要です。

整備記録も大切な引き継ぎ

引き継ぎというと、当日の担当者同士で行うものと思われがちです。
しかし、整備記録を残すことも大切な引き継ぎです。
車は長期間使用するものです。
例えば、
「前回いつオイル交換をしたのか」
「以前どの部品を交換したのか」
「前回の点検で注意していた部分はどこか」
といった情報が残っていれば、次回の整備にも役立ちます。⚙
今日の自分から、半年後や一年後に車を見る整備士へ情報を残す。
そう考えると、記録もチームワークの一つと言えるでしょう。

安全に関わる情報は確実に

自動車整備では、安全に直結する部分を数多く扱います。
例えばブレーキやタイヤ、足回りなどです。
そのため、
「この部分はまだ締め付け確認が終わっていない」
「部品交換後の確認が必要」
「試運転がまだ終わっていない」
といった情報は、必ず次の担当者へ伝える必要があります。⚠
整備工場では、
「言ったつもり」
「聞いたつもり」
では大きなトラブルにつながる可能性があります。
重要な内容については、伝えた側だけではなく、受け取った側も確認することが大切です。

良い引き継ぎは仲間を助ける

引き継ぎは、単に情報を伝えるためだけのものではありません。
次に仕事をする仲間が、スムーズに作業を始めるための準備でもあります。
何も分からない状態で車を引き継ぐより、
「ここまで作業しています」
「この部分を確認してください」
「お客様はこちらを気にされています」
と情報があった方が、安心して仕事を始められます。☺
自分の作業だけ終わればいいのではなく、次の人が働きやすい状態をつくる。
この意識が、チーム全体の仕事の質を高めていきます。
お客様への説明までが引き継ぎ
整備が終わった後は、作業内容をお客様へ説明します。
このときも情報共有が重要です。
整備士が見つけたことを受付担当者へ伝え、受付担当者がお客様へ説明する場合があります。
もし情報が正しく伝わっていなければ、
「どこを直したのか分からない」
「次に何を気をつければいいのか分からない」
という状態になってしまいます。

受付から整備士へ。

整備士から別の整備士へ。
そして整備士から受付、お客様へ。
この情報の流れがしっかりつながることが、整備工場への安心感にもつながります。✨
チーム全体で一台の車を守る
自動車整備の現場では、一人ひとりの技術が重要です。
しかし、どれだけ技術の高い整備士が集まっていても、情報共有ができていなければ良いチームにはなりません。
気づいたことを伝える。
途中経過を伝える。
お客様の希望を伝える。
重要なことは記録に残す。
こうした小さな積み重ねが、作業ミスを防ぎ、安定した整備品質につながります。✅
お客様からお預かりしている大切な一台を、スタッフ全員で安全な状態へ整える。
これからも引き継ぎを大切にしながら、チームとして安心して任せていただける自動車整備を続けていきたいと思います。⚙✨